仕事で成果を出すためのタイムマネジメントの実践方法
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個人が仕事で成果を出すために、どのようなタイムマネジメントが必要でしょうか。
私たちは、効果的なタイムマネジメントを行うためには、「目標指向(プロジェクト指向)のタイムマネジメント」を実行するための3つの考え方を理解してその考え方に沿って仕事をしていく必要があると考えています。
組織が競争力を高めるために、どのようなマネジメントが必要でしょうか。
私たちは、「仕事の見える化」を実現することが、企業や組織が競争力を高める上でのキーファクターであると考えています。
そのためには、個人が仕事のデータをタイムリーに入力していく必要があるとともに、その実行環境を組織が作って支えていく必要があります。
個人が「プライムタイム」を確保してB-タスク領域の仕事を最優先に実行しようと思っても、組織がそれを理解できないと、結局は「イベント中心のスケジュール管理で仕事がカナル現象化」してしまうでしょう。 このため、組織が「目標指向のタイムマネジメント」を実行するための環境を作っていくことが必要です。
個人が「目標指向のタイムマネジメント」を実践するためには、実行フェーズで、「プロジェクトからブレークダウンされた仕事をスケジュールに展開しそれを計画的に実行していく」ことが基本となります。
これを行なうことで、組織として「仕事の見える化」を実現することができます。
これを実行していくに際して、TaskTimer+ProjectControllerは強力に支援します。
仕事をスケジュールに展開する
仕事をスケジュールに展開するに際しては、「仕事時間の1~2%程度」を使用して実施します。
◆ 月間計画
● 月末に1時間程度を使って、次の月の計画をスケジュールする(月2回程度が理想的)。
● 中長期の(プロジェクトの)仕事を計画的に実行するために、スケジュールに組込む。
⇒ プライムタイムの設定を重点的に行う。
TaskTimer+ProjectControllerでは下記のように行います。
① 月間スケジュール表とタスク(仕事)一覧表を表示できる画面を作りシナリオに登録する。
② この画面を呼び出し、タスク(仕事)一覧表からB-タスクを、月間スケジュール表のプライムタイム(組織として設定することが望ましい)にドラッグする。
③ 具体的な仕事を計画しない場合は、「予約のブロック」で「プライムタイム」を予約する。
◆ 週間計画
● 週末に20~30分程度を使って、次の週の計画を立てる。
● 一週間のスパンを見た実行計画を設定する。
TaskTimer+ProjectControllerでは下記のように行います。
① 週間スケジュール表とタスク(仕事)一覧表を表示できる画面を作りシナリオに登録する。
② この画面を呼び出し、タスク(仕事)一覧表から今週やるべき仕事を、週間スケジュール表にドラッグする。
◆ 一日計画
● その日の仕事が終わった後に5~10分程度を使って、その日の振り返りと次の日の実行計画を設定する。
● 一日の終わりにチェック・タイムを設ける。
● 翌日のタイムプランを立てる。
① 原則として午前中を集中時間(プライムタイム)に予定する。
② 計画できない仕事(A-タスク)の発生を計画に組み込めるように、予定は実働時間の60%程度にとどめる。
③ 前倒しの原則を厳守し、A-タスクを今日の予定に組み込まない。
TaskTimer+ProjectControllerでは下記のように行います。
① その日に行った仕事は、逐次手帳で管理する。
② その日の仕事が終わると、その日行った仕事の実績データを手帳からTaskTimerのデイリー画面に転記する。 もちろん発生した仕事や進捗した仕事の情報も更新する。
③ 新しく更新した仕事のデータを元にデイリー画面で次の日の仕事の計画を設定する。
④ 設定した次の日の計画を手帳に転記する。
展開した仕事を実行する
上でも説明したように、仕事の実行管理は手帳で行なう。 手帳には、今日行なう仕事のスケジュールと、新たに発生する仕事や会議や打合せの内容などを記載して、その日に発生する仕事や仕事の進捗などを漏れなく記載しておくことが重要です。
◆ 計画したタスクを、日々の活動として実行する
● やりかけた仕事は終わらせる。
● 細かい仕事(典型的にC-タスク)はまとめて行う。
◆ 実行に際しての注意
● 「時間泥棒」 の追放
内面的時間泥棒の追放 : キャナリゼーション、不整理
⇒ 仕事の優先順位を常に意識することで、「キャナリゼーション」に陥ることを防ぐ。
⇒ 探し物は5S (整理・整頓・清掃・清潔・習慣化)を励行することでなくす。
● 外面的時間泥棒の追放
→ 電話・メール : 電話・メールをまとめてする時間の設定する。
→ 会議 : 4つの制限 (回数・時間・議題・出席者)を設ける。
TaskTimer+ProjectControllerでは、データを単一のリポジトリで管理しているため、デイリー画面で日々入力・更新する仕事の進捗データは、関連する画面に自動的に反映されるため、再入力や転記入力などは、一切不要です。
また、チームでの仕事を効果的に実行できるように、「仕事の可視化」機能と同時にさまざまなコラボレーション支援機能を持っています。