From Goal to Action  : スケジュール管理とプロジェクト管理

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From Goal to Action  : スケジュール管理とプロジェクト管理

 
 欧米では「From Goal to Action」と言う考え方は従来から定着していますが、なかなか日本では定着していないようです。 このため、日本のホワイトカラーの生産性というのは非常に低い水準にあると指摘されています。

 スケジュール管理というのは、個人の日々実施予定の仕事の管理のことです。 目標を決めてそれに向かう仕事を管理すると言うのは、プロジェクト管理なのです。
 その意味で、スケジュール管理では設定した目標を達成する管理はできません。 それをできるのは、プロジェクトにおける進捗管理なのです。

 プロジェクトというのは、堅い言葉で表現しますと、成果目標と納期と工数が決まっている仕事を「目標に向かって(ここが大切です)」計画通りに仕上げようと言う考え方です。
 個人も組織も同じで、目標設定のない活動はありません。 特に、最近は組織の中で成果報酬型の働き方が増えてきています。
 こう言った働き方をサポートするためには、目標・プロジェクト指向の「ゴールツーアクション(From Goal to Action)」型のタイムマネジメントツールが必要なのです。

 しかし、現実にその中で行われていることと言えば、ITツールを使うことで、組織や会社の中でスケジュールを共有すると言った程度のことがほとんどなのです。
 (市場の変化に伴って)仕事にプロジェクトという考え方を入れていこうと言うことは最近多くの組織で定着してきていることでしょうが、こう言った現状を見ますとそれを管理するための考え方がいまだに定着していないと言えます。

 日本人は、よく横並び体質だといわれます。 成果報酬型の考え方は市場から否応なく導入を強制されているのでしょうが、それに合った管理手法についてはまだまだ、他の組織や企業がやっていないことはなかなか取り入れないところがあるようです。

 しかし、最近は、「Winner take all」の市場が多く見かけられるようになり、1番を取らないと収益が期待できなくなってきています。
 2番手3番手と言うのは、これはもうその市場から撤退を余儀なくされるのでしょう。
 最近の例で、「薄型テレビ」や「携帯電話」などの市場では、2番手3番手の企業が大赤字で苦しんでいたり撤退を余儀なくされたりと言う状態がそうです。

 やはり、仕事の仕方を、スケジュール管理型から、「ゴールツーアクション」型に移していく必要がありそうです。

 

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